アニメやゲームの裏側って…?

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絵を描くことが好き、ゲームをするのが好きで、将来は好きな事を仕事にしたい!と思っている方もいるのではないでしょうか。

でも、そういったアニメやゲーム業界って好きだけじゃ続けられない、寝ないで何日も会社に泊りで…と印象を持っている方も多いと思います。

そんな方に実際に映像業界に入った私が、本当はどうなのか!お伝えできればと思います。

納期前は覚悟

アニメやゲームなどを制作するうえでは、必ず納期があります。ここまでに制作を終わらせるという期限です。

それまでに自分が与えられた作業が間に合わない人は夜中休日関係なく、納期に間に合わせるため作業をしなければなりません。

逆に言ってしまえば、納期前までに終わらせてしまえばそんなブラックな出勤にはならないのです。

終わらせればよいのであれば、自分が頑張って終わらせればよい話ではないかと思うかもしれませんが、そう簡単にはいかないのが映像業界の大変なところ…

こういった業界は、よしこれで進めよう!となって進めていても納期間際で「やっぱりここ変更しよう」など、ざらにあるのです。

監督だったり、原作者だったりと最終判断する方のチェックを通過しないと世に出せません。

そこで作業が巻き戻ってしまう、でも世に出す日程は変わらず、ということはよくある話なのです。

そこで巻き戻った作業はどこかで対応しなければならなく、だんだんと夜中…朝方…と泊りがけでの作業になってくるのが多いです。

なので、自分はちゃんと指示通りやったのに最後要望をひっくり返されまたほぼ一から…みたいなことに耐えていかないとならないのは厳しいところになるかと思います。

自分の感性は仕舞っておく

自分が好きなジャンルの絵だったり風景だったりというのは誰しもあるかと思います。

自分の今まで作ってきた絵やモデルのテイストは無意識のうちに出てしまうことがあるかと思いますが、あくまで作品に沿った、監督だったり制作会社の要望に沿うように作成しないといけません。

自分が好きなキャラクターを任せてもらえた際に、ここにこだわりがあるんだ!と制作しても、監督や原作者からそこは違うといわれてしまったら従うしかありません。

もちろん、自分がすきなテイストやこだわりが発揮されるときもありますし、むしろそれいいね!となる可能性だってあります。

自分の今までの制作が無駄になることは絶対にありませんが、基本的には作品のテイストや監督に合わせなければならないのです。

そんなの当たり前と思っているデザイナーを目指している方もいるかなと思いますが、これが意外にみんなこだわり強くて難しい面もあるのです…

なので自分が思うデザインや感性は発揮できると感じた時に出し、基本的には要望されたとおりに進めていきましょう。

夢ある世界、でもやっぱり覚悟は必要

大変な面ばかり話してきましたが、やはり作品が出来上がり自分が作ったシーンやエンドロールに名前が載るのを見ると最高の達成感に満ち溢れます。

自分が好きだった作品に関われる可能性だってある夢のある業界です。

ただ、やはり好きだけでは難しい厳しい世界でもあるのは確かです。

好きな事を仕事にするということは、好きな面しか知らなかったところに嫌な面だったりギャップが放り込まれ、しんどさは倍増するのでやめてしまう方は多いです。

それでも、この業界で生きていきたい、成長していきたい、という強い意志の方はぜひ目指してみてください。

応援しております。

またねっ!

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